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【気になる1点】齋藤大《キャンプファイヤ》:FACE展2025@SOMPO美術館(〜3/23)

更新日:3月12日





年齢・キャリアを問わず、新進作家を応援するコンクール「FACE展」。現在、SOMPO美術館では「FACE展2025」が開催されており、入賞を果たした57点(うち受賞作品9点)が展示されています。今回は全国から最年長97歳から最年少8歳までの1312作品が出品されました。入選倍率は過去最高の23倍となった今年、まさに激戦をかいくぐって大賞を受賞したのが齋藤大さんの《キャンプファイヤ》です。


齋藤さんは2001年宮城県の出身で、2024年に東北芸術工科大学芸術学部美術科洋画コース卒業した後、現在は東北芸術工科大学芸術文化専攻絵画研究領域に在籍されています。《キャンプファイヤ》は自身のキャンプ体験から、日常生活とは異なる自然のなかに身をおき、そこで体感した孤独感や何かしらの恐怖感といったものがインスピレーションとなっているそうです。画面は白やところどころ朱色、緑、青といった色彩が含まれたダイナミックなストロークがおかれた空と、対照的に形象をしっかりととらえた山々の連なる大地から構成されています。赤く染まる大地は、キャンプファイヤの炎を連想させ、そこから火の粉が宙へと舞う様子が、白い線となって空へと消えて行くイメージでしょうか。同時に緑味をおびた青い空は、いつしか深い海のイメージ、そして白い線は勢いよくその海をおよぐ魚のようにも見えてきます。キャンプファイヤという一つの目の前の事象を、イマジネーションの力で炎と水という世界の成り立ちを思わせる表現に昇華させたパワーに魅力を感じます。


これからますます活躍が期待される新進作家たちの力作から、気になる1点を見つけてみてはいかがでしょうか?


なお、FACE展2026は、今年9月8日(月)から10月9日(木)まで作品募集が行われます。募集に付いての詳細はFACE2026事務局(ヤマト運輸株式会社 東京美術品支店内 FACE2026事務局、E-mail:kuroneko_sompo@y-logi.com)へお問合せください。





 

2012年度に、「年齢・所属を問わない新進作家の登竜門」となるべく、公募展形式の展覧会としてスタートした「FACE展」。13回目となる今年は、全国から1312名の作家による作品が集まった。厳正な審査を経て入選した57点(うち受賞作品9点)を展示。今回から新進作家へのさらなる支援を目的に、30歳未満の入選作家を対象とした「U30フロンティア賞」が新設されている。


会  期:2025.03.01(土)- 03.23(日)

会  場: SOMPO美術館(東京都新宿区西新宿1-26-1)

開館時間: 10:00~18:00(最終入場17:30)

休 館 日: 月曜日

観 覧 料: 〔一般〕 800円、高校生以下 無料

主  催:SOMPO美術館、読売新聞社

特別協賛:SOMPOホールディングス

特別協力:損保ジャパン

後  援:文化庁、東京都、新宿区






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